箕面マウンテンバイク友の会の皆さん17名が、山林所有者に代わって、山林整備サポート活動を行いました。ボランティアの高齢化が進むなかで、今後、若い人を中心とした活動により山林整備が進むことが大いに期待されます
「みのお山なみ景観保全地区」の山林所有者は、「自然緑地同意書」を提出して山林整備を行うと「みのお山麓保全活動助成金」が交付されますが、「高齢になったので山に行けなくなってしまった」「遠くに住んでいるので山に行けない」など、さまざまな理由で山林の手入れができない所有者もたくさんおられます。
2020年度は、82件の山林所有者が「みのお山麓保全活動助成金」を受けていますが、その内、半数以上の49件については、山林所有者がみのお山麓保全委員会に山林整備サポート(ボランティア派遣)の申請書を提出されて、市民ボランティアが山林所有者に代わって整備活動を行っています。
12月13日は、山林所有者からサポート要請をされた東部地区の山林を対象に、箕面マウンテンバイク友の会の皆さん17名が山林整備サポート活動を行いました。
初めての申請だったので、11月19日に奥自治会館に集まり、山麓保全委員会事務局(高島)が立ち会い、地元自治会や地権者、箕面マウンテンバイク友の会の代表の方と一緒に打ち合わせをして、現地の下見をしました。
結果、大きな面積であり、不法投棄ゴミもあることが分かり、数日に渉っての活動が必要であること確認しました。
整備前の不法投棄ゴミ
NTTの電話線にかかっている倒木は、危険木なので地権者が処理することなどの役割分担をしました。
12月13日は、17人が不法投棄ゴミ回収班や倒木処理班などの3班に分かれて、午前9時から約3時間にわたり整備活動をしました。
思った以上に不法投棄ゴミが多く、液晶テレビなどの家電ゴミもあり、回収したゴミは箕面マウンテンバイク友の会の皆さんに箕面クリーンセンターに持ち込んでいただきました。
おかげで山がとってもきれいになりました。
同地では、さらにこの冬2回の整備を予定しています。
先般「山林整備ボランティア養成講座」を受講していただいたメンバーを中心に安全面の注意掛けをしてこの日の予定を無事に終了しました。
箕面マウンテンバイク友の会は、自転車で箕面のハイキング道を楽しむにあたって、ハイカーと共存できるようにマナーブックを配布するなどの啓発活動を行っています。
楽しむだけでなく、ハイキング道の整備や不法投棄ゴミの撤去や今回のような山林整備活動も活発に行っています。
これからの時代は、既存のボランティア(高齢化が課題)だけでなく、幅広い年代の新しい方々の力を借りて、箕面の森林が適切に整備されることが大いに期待されています。