平成26年期募集における応募状況及び審査結果です。
山林所有者
助成事業概要 10件、数24筆、申請面積2,350,792平方メートル
助成決定額 計586,700円
市民団体
助成事業の概要 3件、助成決定額 計230,500円
一覧
番号 | 団体名 | 保全活動名 | 金額 |
1408-D-01 | みのお竹林クラブ | 山の幸づくりとしての「土壌改良によるタケノコの味覚向上」及び間伐材を利用したキノコの育成 | ¥90,000 |
1408-D-02 | みのお川を美しくする会 | 箕面川下流域のゲンジボタルの調査や保護、及び啓発活動 | ¥30,000 |
1408-D-03 | 箕面マウンテンバイク友の会 | マウンテンバイクの山麓部におけるモラルやマナー向上と市民緑地「新稲の森」での普及活動 | ¥110,500 |
平成26年度後期「特別助成」の審査結果について
箕面の山麓を活かした“まちづくり”や“地域コミュニティ形成”のための個性と創造性に満ちたハード事業(施設整備型事業)に関する「特別助成」の平成26年(2014年)後期の申請を募集した結果、1件の応募がありました。
1.滝道広場ふれあい創造事業
申請者:大阪観光株式会社
【事業概要】
本事業として申請された既存施設(2棟)は、大阪観光㈱の所有物件であり、箕面の顔ともいえる箕面滝道に位置している。以前は飲食店として使用されていたが、平成25年12月末をもって閉店しており箕面滝道の景観や魅力づくりの点で課題となっていた。
今般、天然温泉を利用した「足湯棟」及び非営利団体の活動による「イベント棟」として、施設の改修や活用方法の変更を行うことにより、豊かな自然環境を背景とした箕面のまちづくりに貢献する。
「イベント棟」・・・観光地の周知やハイキング道の案内などの安心安全の活動、箕面の自然や文化・歴史などを対象とした情報発信の活動、非営利活動の資金確保など。
「足湯棟」・・・無料提供・公益信託「みのお山麓保全ファンド」への募金箱設置
又、「イベント棟」や広場の利用に関して、山麓保全活動に関係する非営利団体と連携することにより、「滝道広場のふれあい創造事業」を行う。
代表者 | :藤岡 勇 |
事業規模 | :13,000,000円(申請時見積額) |
:14,600,000円(バリアフリー対応後最終見積額) | |
助成申請額 | :10,000,000円 |
助成額 | :10,000,000円 |
【講評】
箕面の自然を活かした“まちづくり”や“地域コミュニティ形成”を目的とした事業として、優れた公益性が認められる。
2棟の施設の改修により、箕面滝道の景観向上や足湯設置による魅力づくりの向上などの効果が見込まれる他、「イベント棟」や広場の活用の中で山麓保全活動の寄与も見込まれる。
「イベント棟」については、山麓保全活動に関係した非営利団体に事務所や展示室として無償で貸し出す予定である。又、毎月必要となる「足湯棟」やトイレの維持管理費を大阪観光㈱が負担するという計画であり、企業の社会的貢献(CSR活動)として高く評価される。
「イベント棟」や周辺広場における非営利団体とのソフト面での協力体制の構築や充実が期待されるが「足湯棟」においては、公益信託「みのお山麓保全ファンド」への募金箱の設置とあわせて、同ファンドの活動紹介や共感のための山麓保全活動のPRを予定している。
本事業は、公益性が高いことから4/5(80%)助成に該当すると評価される。
「イベント棟」「足湯棟」「周辺広場」が一体のものとしての「滝道広場のふれあい事業」であることから、限度額の10,000,000円の助成として採用する。
尚、同ファンド運営委員会が提案した「足湯のバリアフリー」化に関して対応することとなり、最終的に14,600,000円の事業規模となった。結果、助成率は68%である。