箕面市小野原にある関西学院大阪インターナショナルスクールでは、5月から6月にかけて「生物多様性」についての学習をされています。
今年もNPO法人みのお山麓保全委員会事務局に要請があり、箕面ビジターセンターの自然解説員2名と事務局長、自然工作教室のボランティアスタッフ5名の計8名で、インターナショナルスクールの校外学習のお手伝いをさせていただきました。
日ごろ自然にふれあうことが少ない生徒もいるので、自然の豊かさや不思議さ、面白さなどをゆっくり体験して、その後の学習に役立てたいということがねらいです。
5月26日(木)、天気も良く、4年生の生徒さん20名と先生3名と一緒に、箕面ビジターセンターの講義室や近くの自然研究路などで楽しく校外学習を行いました。
1、Presentation of the park’s features/biodiversity
最初に、山麓保全活動のテーマソングである「箕面の森の守りびと」の音楽にのせて、箕面の自然と生き物の画像を見てもらい、いろんな生き物たちが棲んでいることや生き物たちのつながりを見てもらいました。
この日のために英語バージョンを作りました。(The Nature and Creatures of Minoo)
地球に生命が誕生して以来、続いてきた命の営みを未来へ・・・
Since the emergence of life on earth
this life has has continued to this day
Let’s preserve this life for the future
生き物や自然のつながり(生態系)を知ってもらい、私たちのくらしは、いろいろな生きものが関わりあう生態系からのめぐみによって支えられているということを感じていただいたかなと思っています。
展示室に入る前に、木にぶらさがっているモリアオガエルの卵も見てもらいました。また、この日は、モリアオガエルの卵の他に、園地を流れる箕面川でオオサンショウウオも見ることができて、とてもラッキーでした。
2、Tour of Visitor center
次はビジターセンターの展示室で、昆虫や鳥、哺乳類などの生き物、植物や写真展示などを見てもらいました。
午前のプログラムが終わり、政ノ茶屋園地の芝生広場で、みんなでお弁当を食べ、休憩しながら新緑を楽しみました。
③ park exploration activity
芝生広場では、だれかの落し物を見つけました。
シカの糞です。
駐車場トイレの裏から、自然研究路に入り、リスが食べた「松ぼっくり」を見つけたり、ヒノキやスギの葉っぱを少しいただいて、臭いをかいだり、触ったりしました。
カニの穴?などを見つけながら歩いていくと、また、だれかの落し物(糞)を発見しました。
枯れた木についているキノコもさわってみました。
小さなカエルを子どもたちが見つけました。このカエル、動いていないと見つけることができません。上手にカムフラージュしています。こどもたちは、見つけるのが上手です。
4、 make handicrafts
最後のプログラムは、自然工作教室です。
たくさんの自然素材や出来上がりの見本も用意して、自由に工作を楽しんでいただきました。
子どもたちが、自由に個性的な作品を作っていることに驚きました。
日本人の場合は、見本を見ながら作ることが多いのですが、インターナショナルスクールの子どもたちはすごいなと感心しました。
出来上がった作品は、紙の袋に入れて、持ち帰っていただきました。
*工作のお世話をしてくれた「一休さんの工作教室」の皆さん
★箕面ビジターセンターでは、みのお山麓保全委員会が「校外学習/自然学習」のお手伝いを行っています。
ビジターセンターまでは、スクールバスで送り迎えをしていただくことや事前の日程調整などが必要ですが、「校外学習/自然学習」の受け入れを行っています。
お問い合わせは、NPO法人みのお山麓保全委員会事務局長(高島)まで、メールか携帯電話でお願いします。
子どもたちの作品は下の写真をごらんください!
先生もチャレンジしました。さすがですね!