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「ナラ枯れ」被害の拡大防止のために、被害を受けて枯れてしまった木を伐倒くん蒸処理しています。限られた財源の中で、ハイキング道など、危険木となる枯死木を優先して処理をしています。

下の写真は、聖天展望台から風の杜にあがるハイキング道沿いにある「ナラ枯れ」被害にあって枯死してしまった木を処理した写真です。

聖天1

枯れてしまった木をそのまま放置すると、翌年の5月末位から、「ナラ枯れ」被害の原因となる「カシノナガキクイムシ」が大量に飛び出して、新しい木にマスアタックし更に被害が拡大してしまいます。

被害の急拡大を防ぐために、冬の間に、箕面市や国などの行政が、森林組合に作業を委託して、被害木を切り倒して、玉切り、ノコ目を入れて薬剤を注入し、集積し。薬剤が拡散しないようにビニールシートを巻いています。

聖天2

森の中に異様な風景が目に飛び込んで違和感があるかもしれませんが、「ナラ枯れ」被害の急拡大により、コナラなどのドングリの木が枯れてしまう事を出来る限り防止しようとするものでありご理解をお願いします。

また、ハイキング道なので、枯死木はいずれ枝が落ちるなどの危険木となります。処理には財源が必要であり、限られた財源の中で、危険木対応を優先して行っています。

箕面では、山麓部の里山や国定公園内の山間部などを対象として、四季折々に美しい箕面の山を出来るだけ健全な状態で次の世代引き継いで行くために、「ナラ枯れ」被害防止以外にも、「シカによる食害」防止の取り組みなど、行政(国・府・市など)と市民団体との「協働」の取り組みが多く行われています。

「ナラ枯れ」被害の状況把握については、ナラ枯れ防止PT(座長/竹田光廣さん)が中心となって、毎年、枯死が多く発生する夏から秋に(汗を流しながら、急峻な山に登り)確認しています。

これらは、行政だけでは出来ないことであり、行政はその後の「伐倒くん蒸処理」などに注力するなど、意見や情報の交換をしながら一定の役割分担を行い、「協働」による取り組みを行っています。それでも、今年の枯死してしまった被害木は、377本となっています。(前年は152本)

放置しておくと毎年級数的に急拡大する「ナラ枯れ」被害ですが、まだ、比較的緩やかな拡大に抑えられていると思います。放置しておいたら、とっくに箕面の山は、夏でも赤茶色になって大騒ぎになっていたことでしょう。

樹種別の枯死木のグラフ※ナラ枯れ防止PT調査

・・・圧倒的に、コナラの枯死率が高くなっています。

樹種別

胸高直径別のコナラ枯死木※ナラ枯れ防止PT調査

・・・20cm以下は比較的少なく、概ね大径木が枯死する傾向にあります。

コナラ

昔は人が薪炭や落ち葉を肥料として活用していた里山が経済的な価値がなくなり放置された結果、大径木(老齢木)化しナラ枯れ被害が増えていることから、その観点からコナラをシカの口が届かない高さで切り、材としての利活用を行いながら萌芽更新を促進することなども求められているでしょう。

山麓部の山林の約80%が民有林です。生物多様性の4つの危機のひとつは、昔から人の手が入り、豊かな生態系を保っていた「里山」が、人の手が入らなくなった(経済性がなくなった)ために放置されたことによる危機といわれています。山や森に入ると楽しい、気持ちがいいなど、今の時代にあった経済効果を考えるべきかもしれません。

「ナラ枯れ」被害の拡大を契機として、多くの市民に箕面の山間・山麓部の森にもっと関心を持っていただき、箕面の里山を守り、育て、活かす活動に、汗を流したり、財源面でのご支援・ご協力をお願いいたします。

(補足)

生物多様性の4つの危機

第1の危機・・・開発など人間活動による危機

第2の危機・・・自然に対する働きかけの縮小による危機(里地里山)

第3の危機・・・人間により持ち込まれたものによる危機(特定外来生物)

第4の危機・・・地球環境の変化による危機