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山なみ通信

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11月11日(日)みのお 山とみどりのフェスティバル「生物多様性研究フォーラム」人と自然が寄り添った災害対応をテーマとして行いました

人と自然の共生のために・・・今回は大きな自然災害を受けた箕面の山を対象として、「災害に強い森づくりのために市民として何が出来るか」をテーマとして研究フォーラムを行いました。

※主催:箕面市・NPO法人みのお山麓保全委員会、後援;明治の森箕面自然休養林管理運営協議会

13:30~15:45の時間で、箕面文化・交流センター多目的室で行いました。難しいテーマでしたが、自然災害に対しての関心が高く、42名の方が参加されました。

会場では、箕面の災害歴史や箕面滝道の復旧の様子の写真パネルが掲示されました。

最初に、大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センターの研究員である土井裕介さんに講演をしていただきました。

内容は、①自然生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)について、②大阪府の森林環境税による森林整備と研究所が行っている効果検証実験について、③これからの大阪の森づくりについての3点です。

①について、下記の内容で基本的なお話をしていただきました。

・災害リスクが増加しており、社会インフラの老朽化や維持コストの増大に対応するためのEco-DRRの必要性が高まっている

・Eco-DRRは、暴露の回避(安全なまちづくりや土地利用など)と生態系による脆弱性の低減(緩衝材としての生態系など)の両方で災害リスクを低減する

 

・Eco-DRRの機能は多様性が高く、人工物インフラを組み合わせることで防災・減災機能を高める必要がある

②については、実際に森林環境税を活用して行っている取り組みの報告がありました。

・自然災害から暮らしを守る取り組み(危険渓流における流木対策、主要道路沿いにおける倒木対策)

・健全な森林を次世代につなぐ取り組み(持続的な森づくりの推進、子育て施設の内装木質化の促進)

③これからの大阪の森づくりについては、大阪府内の森林の現状を把握し、効果的な森林整備手法を考えるという課題が紹介されました。

間伐の仕方や針広混交林化や増えすぎたシカ対策をどのように進めるかが課題となっています。

研究員の講演の後、3つの団体が報告をしました。

①災害復旧のためのトレイルの整備「里道の活用と市民団体による災害後の応急処置」をテーマに、箕面マウンテンバイク友の会の報告

当団体は、マウンテンバイカーへのマナー啓発活動を行っていますが、箕面の山パトロール隊との協働で清掃活動に加えて、災害復旧のためのトレイルの整備も行っています。

谷山谷ルートの崩落個所の補修や倒木処理、谷山尾根やウツギ谷の倒木処理などの応急処置を行っている活動の報告をしていただきました。

災害復旧作業を通じ、山麓保全活動の大変さや重要さを改めて認識するとともに、山に関心を持ち、何らかの形で山や山麓部の保全に貢献する人材を発掘したいとの意思表明がありました。

②河川の工事と生態系保全の両立をめざして「市民団体と行政との情報や意見交換の仕組み作り」をテーマとした箕面ホタルを守る会の報告

当団体は、箕面に生息するホタルの保全活動を行っていますが、河道の断面積の20%以上、土砂が堆積すると撤去工事が必要となることから、大阪府池田土木事務所や箕面市公園緑地室などとNPO法人みのお山麓保全委員会も加えて、定期的に連絡会(情報の共有化と意見交換の場)を開催して、治水のための工事とホタルの保全の両立をめざしているとの報告がありました。

③箕面での生態系を活用した防災・減災の取り組みのために「地域の理解と災害に強い森づくり」をテーマとして、NPO法人みのお山麓保全委員会の報告

 

最初に箕面の自然災害の歴史の報告があり、昨年10月に災害に対しての府営箕面公園での自然環境との調和や生物多様性に配慮した復旧工事、及び市民団体による倒木処理などの活動紹介がされました。

続いて、活動の目標(森が持つ防災・現在機能の最大限発揮)や取り組み(資金面、中間支援組織、及び情報の共有化と意見交換の場の重要性)の紹介がありました。

災害に強い森づくりをどのように進めて行くかについては、「山の手入れの拡大」や「増えすぎたシカへ対策」などについての課題が紹介されました。

災害に強い森づくりを行うには、手入れがされていない人工林を広葉樹が混じった森にする必要があり、そのための植栽の課題(適地適木、苗作り、管理)が紹介され、行政が中心となっておこなう簡易な治山設備の他に、市民が何を出来るのかの課題提示がありました。

あわせて、箕面の山、災害復興募金に取り組んでいるとの報告がありました。

会場では、2団体の活動紹介がありました。

箕面ナチュラリストクラブの活動紹介

大宮寺の森の会の活動紹介

 

 

最後の30分は、会場からのアンケートに答えて、講師や発表者によるディスカッションを行いました。

高年齢化の中での人材育成の進め方、情報の共有化やPR・広報の進め方、募金などの財源確保などに加えて、実際に広葉樹をどのように植栽するのかの質問も出されて、講師や発表者による活発なディスカッションとなりました。

限られた時間でのディスカッションでしたが、終了後の交流会でも活発に議論されました。

災害に強い森づくりのために、市民が何かが出来るか、このような視点での活動は始まってばかりです。

今回の研究フォーラムを契機として、今後、さらに議論され、活動が広まっていくことが期待されます。